韓国映画ニュース 2

ユ・アイン「次の作品は接待に平凡な人物を演じてみようか」[インタビュー②]

ユ・アインが本作品では、言語障害を持っている男性テインとして帰ってきた。だが彼は先天性な障害を持っているのか、何か理由があって言葉を発さないのか映画では明確に描かれていない。 私たちはユ・アインの演技を見て、テインの前史を自由に想像することができるが、ユ・アインがテインを単純に言語障害者として表現しなかったことが所々に見える。 テインは、あくどい環境の中でも弟と共に幸せに過ごすために一生懸命生きてゆく。言葉で表現しなくても、しっかりとした彼の行動を通じ優しさが感じられる。ユ・アイン流の表現方法によってキャラクターが生き生きと構成されたという点が『音もなく』の鑑賞ポイントだ。 この映画についてユ・アインは「観客の好みが分かれると思うが、それがないと新しさが無いと思う」と語った。そうでありながらも「新しい試みは好みを作るということを覚悟しなければならない。だが、僕は『音もなく』について好み..

translate 2020.10.19

ユ・アイン「15キロ増量…アイスクリーム・チキンで増やした。難しかった」[インタビュー③]

殺人が起きる場所を不平不満なく掃除し、死体を埋めるために穴を掘る姿が極度の恐怖心を誘発する。映画『音もなく』でユ・アインが演技したテインは荒々しく生きるが、ある意味可愛い。 両親も居らず妹と二人きりで生きていた彼が実の兄のようにチャンボクと出会いながら少しずつお金を貯め、家長として一生懸命生き始める。チャンボクはそんなテインが可哀そうながらも自身が指示したことを完璧にやり遂げることを催促する。 見た目から好みまで似ている2人のキャラクターのテインとチャンボクは、演技のベテランと呼ばれるユ・アインとユ・ジェミョンが出会い作り上げた。2人の演技のおかげで恐ろしい現場からも笑顔が溢れ、心が温かく感じられた。彼らの出会いが本作を完璧にしたと言っても過言ではない。新鮮な感覚をもったホン・ウィジョン監督のデビュー作が成功的だったのは明確だ。 ユ・アインは、ソウルにあるとあるカフェで行われたインタビ..

translate 2020.10.19