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ユ・アイン「15キロ増量…アイスクリーム・チキンで増やした。難しかった」[インタビュー③]

류아 / RYUA 2020. 10. 19. 12:30

 

 

殺人が起きる場所を不平不満なく掃除し、死体を埋めるために穴を掘る姿が極度の恐怖心を誘発する。映画『音もなく』でユ・アインが演技したテインは荒々しく生きるが、ある意味可愛い。

 

両親も居らず妹と二人きりで生きていた彼が実の兄のようにチャンボクと出会いながら少しずつお金を貯め、家長として一生懸命生き始める。チャンボクはそんなテインが可哀そうながらも自身が指示したことを完璧にやり遂げることを催促する。

 

見た目から好みまで似ている2人のキャラクターのテインとチャンボクは、演技のベテランと呼ばれるユ・アインとユ・ジェミョンが出会い作り上げた。2人の演技のおかげで恐ろしい現場からも笑顔が溢れ、心が温かく感じられた。彼らの出会いが本作を完璧にしたと言っても過言ではない。新鮮な感覚をもったホン・ウィジョン監督のデビュー作が成功的だったのは明確だ。

 

 

 

 

ユ・アインは、ソウルにあるとあるカフェで行われたインタビューで「監督が期待以上で多くのことを守ってくれて叶えてくださった。これはホン監督の始まりに過ぎない」とし「抱えきれないほどの期待までは抱えていないが、それ以上に多くのことを成し遂げたという思いだ。新人俳優の時は私が受けた懸念が、今はある程度の動力が出来た俳優になり、新人監督に(僕が受けていたのかもしれない)懸念を送っていたのかなと思う」と監督に期待を寄せた。

 

そう言いながらも「完成版を見る前は期待していなかった。それほど期待はしなかったが、実は望むことが無条件に実現するわけではない。 挑発・覇気が感じられる企画とスタートが観客まで到達するのは簡単なことではないと思う」と「多くの部分が足りないかもしれないが、映画的成功、より大きな進展を期待させるという点でこの仕事に参加したかった」と話した。

 

ユ·アインは続いて「様々な環境の中で彼女が進むべき方向を示したと思う。 応援をたくさんしてこそ、これからも進むことができるのではないかと思う。 むち打ちをしても仕方ないが、映画を見ながらもっといい気持ちになってほしい」と付け加えた。

 

ホン·ウィジョン監督は、話せないテインを演じるユ·アインにゴリラの映像を見せたという。「実験的で不安に思うかもしれないが、一度自分を乗せてみようと思った。 監督が現場で妙で、新しい映像を見せたこともある」と当時を振り返った。

 

 

 

 

テインは与えられた環境で任された仕事は一生懸命するが、自分の外的な部分には全く関心のない人物だ。 ホン監督はそんなテインを演じるユ·アインに増量を提案した。

 

「監督が映画に映る姿よりももっと太ることを望んでいた。 15キロ増量したが、アイスクリームとチキンを食べて太った。 ところが、太ることより維持するのがもっと簡単ではなかった。 休む時は4~5食ずつ食べることができるが、撮影の時は敏感で食事時間を守れない時もあったので簡単ではなかった」と語った。

 

写真:『音もなく』公式サイト